俺たちの恋の始まりは落し物のケータイ電話からだった。





そして、俺はちひろにたくさんのLove Mailを送った。




俺を見つけてほしくて…




俺の気持ちに気づいてほしくて…





たくさん遠回りもした。





だけど…





見つけてくれた…




そして…





届いた…





俺からおまえへのLove Mailが…





受け取ってくれてありがとう…




そして、見つけてくれて…





好きになってくれて…




ありがとう…





「ねー、蓮…。」




「ん??」




「好きだよ…。」





「俺も…。好き…。愛してる…。」





俺たちは微笑みながらそうつぶやいた。







         ―end―