キーンコーンカーンコーン

とうとうチャイムがなってしまった。


結局、実耶ちゃんは後ろにいってしまい、あたしが隣の席になってしまった。



これが、まさかあたしの恋の始まりだったとは知らずに……。





それから席は変わることがなかった。


「なんで実耶ちゃんの隣にならへんねん……」
などと、グチグチ言っていた。



しかし、日が経つうちにそんな会話は無く、毎日何気ない会話で盛り上がっていた。


気楽に話せる、クラスメイトとなっていた。




あの頃までは……。