例え離れても






別れてから数日が経った。


あたしは重貴くんのことを早く忘れるためにも、もらったペアのキーホルダーを返すことにした。


もう、あたしには必要ない。


美咲に頼んで返してもらった。


「記念にもっといて?」


そう言っていたらしいが、あたしは記念などいらなかった。


「いらんから。そんなんあたしにはもう必要ないから。」


そう伝えてもらった。そうしたら向こうは何も言わず、持って帰ることにしたらしい。それから、あたしは重貴くんへの気持ちも薄くなって、もうどうでもよくなっていた。


勝手にすれば?美里が好きなんやったら、いちゃいちゃしとけば?


そう思うようになっていた。



部員などが重貴くんの話をしているのを見ると、その場に居づらかった。


重貴くんは、モテていたから、狙っていた子が多かった。
その中でもあたしは重貴くんの彼女になれたことだけでも、よかったと思わなければと……。