例え離れても






突然のできごとだった。


まさか、向こうが違う誰かを想っているだなんて、まったく知らなかった。


あたしは、コートに入り、シュートを打っていた。あたしがそれ以上の情報を聞きたくなかっただけなのかもしれない。だから、こうしてその場を離れたのかもしれない。


信じられなかった。これが本当のことだと、思いたくなかった。


だけど、それは現実の話。どうにもできない話だった。


なんで……?


心変わりした……?


誰に……?


好きって気持ちは嘘やったん……?