例え離れても






実耶ちゃんに言った言葉は全部強がり。強がって言っただけ。本当は嫌だ。なのに……。


この日、あたしは練習に集中することができなかった。


重い気持ちのまま、家に帰り、パソコンを開いてゲームをしていた。


ちょうどその時、重貴くんもゲームをしていた。


久しぶりのメールが届いた。


『今日、山本さんから聞いたと思うけど、そういうことやから。』


そういうこと……?何それ……。


『今までありがとう。最後に質問ねんけど、心変わりしたって、ほんまなん?その心変わりした子って誰?』


あたしはどうしても知りたかった。


『したけど、その人に彼氏おるねんけどな』


その子の名前は教えてくれなかった。
だけど、だいたい予想はできる。


彼氏がいて、重貴くんが好きになりそうな人……。


そのうえ、名前も教えてくれなかった。あたしに関わりのある人だと予想できた。






そんなん……。美里しかおらへんやん。




席となりやし、美里可愛いし、彼氏おるし、部活一緒やし……。