とある神官の話






 いかがしますか? と神官が聞いてくる。向こうも困っているだろうが私も困る。シエナに会おうと思っていたのだが。やはり運がない。
 少し出る、と言えば慌てて神官がついてくる。馬鹿か、娼館の件を片付けておけと言い付ける。青い顔をして引っ込んだのを確かめると、一息。



「さてと」




 予想通り、雪の景色から一辺。まさに春だとかいう季節。何が目的か知らないが、私を巻き込むとは。

 前もって大量に武器になるものを"取り込んで"いるからまあなんとかなる。ハイネンの馬鹿や最近復活したラッセル、他は双子か?
 どちらにしろ助けなくては。そう思うこと数分たらず「何やってんだお前ら」




「え、え!?」

「な、何であんたが」

「喧しいわ」




 地面に転がっている二人はぽかん、と見上げる。さすが双子。何があったと聞けば、弟が口を開いた。
 とにかく厄介でしかないあの能力の持ち主。巻き込まれたのは私らか。




「さて、と。シエナを探すぞ」

「探すったって」