とある神官の話






  * * *




 呪われてるのかと思った。






「何か言うことはありませんか」

「えーあー、わりぃ」




 目の前は、確かに街。え、何故?何故?私の頭は混乱していた。

 ラッセルやハイネンが行方不明となって、一旦戻ろうとした。雪道を歩いて、これからどうするか考えながら。確かにまっすぐは戻らなかった。教会に寄り、電話にて聖都に連絡をした後のこと。

 レスティが異変に気がつき「開けるな!」と言ったのだが。ヨハンが「あ?」と既に教会の扉を開けていたのである。
 そこにあったのはもちろんノーリッシュブルグなのだが。




「何がどうなってんだ?」

「こっちが聞きたいですよ全く」

「そう怒るなって」




 雪かあるはずのノーリッシュブルグ。なのだが今のノーリッシュブルグは雪が見当たらない。それと同時に人影もない。教会に戻ろうとしても、もちろん人影はない。何故人がいないのか。