「梨麻ー朝食出来たわよー」 母が呼ぶ声がする いつもは少し低めの声が 今日は明るく聞こえた。 なにかいいことでもあったのだろうか… 少し気になりながらも 階段を降り、キッチンに向かう 「おはよう梨麻♪」 …案の定、母はるんるんだった 「何かいいことあった?」 「あらっ、分かる?」 …いやいや…今のあなた見れば誰でも分かるからね 「何があった?」 半ば呆れながらも母に質問した 「お母さんね、再婚することにしたのっ」 「…」 …はい?