そして、入学式が終わり…
隣に座っていた男子に起こしてもらって、体育館を後にした。
うん。
まだ、ちょっと眠いかな。
教室戻ったら、また寝るか。
HRも、どうでもいいし。
俺は、目をこすりながら、教室に向かっていた。
多分、暗いやつって思われてるだろうな。
下向いてるし、前髪がかかって顔見えないし。
…まぁ、これもどうでもいい。
1-B
─着いた。
「えー…俺が、このクラスの担任になった前田だ。みんな、よろしくな」
…げ。
なに、あのいかにも熱血…ってかんじの先生。
居眠りバレたらめんどくさそう…。
…安眠できないじゃないか。
ガックリ…。
そんな擬音が、今の俺にはお似合いだな。
俺は、机に伏せた。