「で?瑠璃達、どこ行くつもりなの?」

「別にどこでもいいでしょ…って離してよー!」


後ろから抱き付いてる大樹が耳元で喋る
コイツ、絶対私が耳弱いの知っててワザとやってるでしょ?


「やだよ。家帰っても瑠璃居ないんじゃ意味無いもん」


なんでよ
家帰って勉強疲れでも癒してなさいよ


「で?瑠璃?どこ行くの?」


懲りずに再び耳をパクっとする大樹


「にゃッ…あ、アイス屋さん行くの!言ったんだから離しなさい!」