side:大樹


瑠璃達の教室から帰って来て、自分の席に着く

あーぁ…
ココ居心地悪いから嫌なんだよねぇ…


「ねぇ、旭。俺、今なら動物園のパンダになれる気がする」

「…むしろ、パンダだよね?」


教室の真ん中の席の俺

皆、俺を見る…
下手すれば写メも撮られる始末…

俺、こんなんで友達出来るのかな?


「…旭が居てくれてよかった…」


そう心から思うね
旭が居なければ俺はこのクラスでやってけない…

瑠璃の為とは言え…
芸能界に入ったのは間違えだったかな?