「大好きだよ?瑠璃」


ふわっと微笑んで大樹は言う


「ずっと、瑠璃だけを想ってきた…もちろん、異性として。一人の女の子として。ずっと、ずっと…大好きだ」


一言、一言、噛み締めるように言葉を続ける大樹

その度に、私の胸がキュッと甘く痛む


「大…樹…」


そんな大樹の言葉に、私は大樹の名前を呼ぶので精一杯


「ふはっ…瑠璃、真っ赤ー!」

「っ!う、うるさい!」


知ってるよ!
いちいち言わなくたって分かってるよ!

仕方ないじゃん…
誰かから"好き"なんて言われたの初めてなんだもん