「風ちゃんは後輩。瑠璃は彼女。俺が大事なのは瑠璃で、風ちゃんじゃない。…俺のこと信用できない?」

「…そーゆう訳じゃ…ないけど」


大樹が私を好きでいてくれてるのは、分かってるんだけど…


「それでも…不安なの。夢崎さん、美人のモデルさんだし。私なんか敵う相手じゃないし…私なんかが、"大地"の彼女でいいのかなって思っちゃうし…」


夢崎さんと大樹のツーショットを見てから、ずっと抱いてた不安

ソレを吐き出すと、大樹がため息をついた


「瑠璃は"なんか"じゃない。自信持ちなよ自分にさ。俺を"大地"にさせるくらい瑠璃は魅力的な女の子だよ?俺は瑠璃に好きになってもらう為に大地になったんだから」


真っ直ぐ、真剣な瞳に囚われる

その瞳、その言葉に胸が熱くなる
そして、不安のモヤモヤが薄れていった