「俊介君っ!」

「紗月行こう!!」

「でもっ…」

あたしは紗月を引っ張って庭を出た。

「新君たちに知らせようよ」

「でも、どこにいるか…」



「僕たちがどうかしたの?」

声のする方を見ると、図書館の前に新君と春葉ちゃんがいた

「その子は?」

「は、早く!
俊介君が大変なの!
魔女と戦っててっ…」

「魔女?
それなら心配いらないと思うよ、俊介は強いから」

新君は笑って言う

「それよりも…」

「庭の方が心配。でしょ?」

「うん」


って、助けにいかない訳?
そんなに強いの?