ヒュオォォ―――― そこにはビルの屋上から見るような景色が広がっていた 少し霧がかっていて、肌寒いような空気。 太陽のない薄暗いとこからしても魔界らしい 「葵、飛べる?」 飛べるわけないでしょ。 ここから飛び降りる気ですか、あなたは。 「飛べないの? 飛び降りるから、俺に捕まって」 「ほんとに飛び降りるの?」 「大丈夫だって、Yes,I canっ!」 シャルエットはあたしをひょいっと持ち上げ、塔(?)から飛び降りた… 「ちょ、無理無理無理ー!!」