『ゆ、ゆ、柚乃…居たのか…よ』 そう言った蓮斗の顔は 徐々に真っ赤になっていき、 その場にしゃがみこんで顔を手で 隠してしまった。 それを見て なせが冷静になってきた私。 ゆっくり近づいて しゃがみこむ。 『蓮斗……ありがとう』 『…お、う』 『素、出しちゃったね』 『ん…』 『大丈夫なの?』 『ん…』 『顔…見せてよ』 ずっと隠したまんまの蓮斗。 これぢゃ形勢逆転だねいつもと。