背中を合わせて【完】

「ちゃんと未夜に会って話せよ。」


「無理無理。そんなことしたら、俺の決意が今度こそ揺らいじゃうよ。」



顔の前で手をひらひらと揺らして否定する。



「もう決めたんだ。11月に日本を発つって。だからもう未夜には会わない。」


「そう...か。」



もうこれ以上は零に無理強いするのはやめた。



「はっきり日程決まったら教えろよ。じゃ、また。」


「うん。かなこさんにごちそうさまって伝えといてねー。」