ふらふらと南校舎の図書室へ行った。

何冊か返却して、また何冊か借りる予定だった。

カードをスキャンして返却棚へ置き、奥へ入った。

北校舎が見える窓際の席に座った。

図書室は向かいの生徒会室と同じ4階にあった。

武田さんの姿を探してもいるわけなかった。

もうほとんどの生徒が帰ったようだ。

私はなかなか帰れずにいた。

本なんてどうでもいいのだ。

ただ一人でいたかった。

もう少し私が強かったなら、こんなにならないで済むのに、

胸がまだつかえてパーティーどころじゃないんだから。

着信『桃、今どこにいる?』

えっ?武田さんからメール?

私は慌てて返信した。

『図書室にいます。武田さんは?』

すぐ返事が来た。

『南校舎の屋上に来れる?話しがある。』

『すぐ行きます。』