副生徒会長の原秀喜は南校舎の屋上で彼女を探した。

「桃ちゃん、今いい?クラスへ行ったら、ここだって聞いたんだ。」

「原さん、もう戻ろうと思っていたの。」

「待って、俺の話しを聞いて。」

「何かな?」

「俺じゃ、ダメ?俺なら君と付き合える。」

「原さん、急にどうして?

それに原さんには雪さんという彼女がいるんでしょ?」

「雪とは夏に別れた。アイツは俺より進学を選んだ。

雪にとって俺は勉強以下のレベルでしかなかったんだ。

つまりフラれたんだ。」

「そうなの?」

「俺は勉強も大事だと思うけど、恋愛も同じく大事だ。

俺はそのどちらも手に入れたいし、俺なら必ず出来ると信じている。

桃ちゃんは武田への想いが残っているかもしれない。

でもいつかは違うヤツを好きになるだろ?

それが俺だったらと思って、付き合ってみないか?

合わなければ話し合って決めればいいよ。」