「ファーストキスじゃないだろ?」

「ん、私のファーストキスは中学の時、先輩にあげちゃいました。

好きだったから。」

「それなら、次は遠慮しないからな。」

「んぐ、はふ、んーんー。」

武田さんのキスに溶けた。

強くて頭がクラクラしちゃう。

「んふ。」

彼の舌先が私の舌を求めるから拒めなかった。

軽く吸われて恥ずかしかった。

彼は私の腰にスルリと手を回してワンピースのすそを少しずつ持ち上げた。

私は太ももとヒップを彼に触れられてビクッとしてしまった。

「桃?君、ヴァージン?」

「ん。」

「そうか、じゃ、やめよう。」

「どうして?ヴァージンじゃダメなの?」

「大切だから。」

彼はチラリと私を見て言った。

「君のヴァージン相手は僕ではない。もっと大切にしろよ。」

「私は武田さんにあげたいのに、

好きだったらそう思うのが普通なのに、どうして線を引くの?

まだ想っている人がいるから?

武田さんを狂わせた人が忘れられないから?」

「桃、どうして君が知っているんだ?

原だな?アイツがしゃべったんだな?」