放課後、私は部活をさぼって生徒会室にいた。

水で濡らしたタオルを足に巻いて座っていた。

「武田さん、私、武田さんのこと、好きになってもいいですか?」

「人を好きになるのは自由だ。君が僕に何かを求めても

僕は君の求める全てには応えられない。それでもいいなら。」

「そう、やっぱり私の恋は一方通行ですね?

でもいいんです。こういう恋があっても。

武田さんの言う通り、誰かを好きになるのは自由ですもん。

でも恋ってそこから始まるものでしょ?そうですよね?」

「ああ、そうだよ。誰かを好きになって恋が始まる。

たが、それがどういう恋になるかは、時が経たなければわからないんだ。

僕の恋もそうだった。初めはバラ色だったが、最後は闇に変わって終わった。

忘れたいと何度も思った。過去は決して消えないんだ。」

「どうして忘れたいの?どうして消してしまいたいの?」

「えっ?」