2学期は残暑で始まった。

私は昼休みによく北校舎の裏へ涼みに行った。

木が茂っていて木陰が多く、吹く風も何となく少し違うような気がした。

大好きなミステリー作家アガサ・クリスティの本を読むのも日課だった。

ある日の昼休みだった。

「ふぁ~、眠っ。」

お昼のお弁当がおいなりさんだったので食べすぎたかも。

お腹がいっぱいで眠くなっちゃう。

ちょっとだけ寝ちゃおうかな。

私は日に当たったら顔が焼けてしまうと思い、

そっと草の上にうつ伏せた。