私は山口桃。

高校1年生になってまだ2ヶ月だ。

部活は英語クラブに入った。

クラブ内のイングリッシュ・ネームはステファニー。

略してステフ。

今日も放課後はクラブでゲームを楽しんだ。

4人1組で英単語を並べていくワードパズルが一番好きだった。

まるでマージャンのように配った英文字のダイスを自分の前に一列に置き、

アルファベットをクロスワードパズルのように順番に並べていくゲームだ。

「Zかよ。んじゃ、Zガンダムでいくぜ。」

「えー?何それ英単じゃないよ。」

「次、僕ね。これどう?ガンダムSEEDだ。決まったね。」

「ちょっと二人共ガンダムヲタクじゃあるまいし。」

「そうよ。やり直して。」

メンバーによっては、ちっとも勉強にならないのです。

「ステフ、ちょっと来て。」

「はい、先生。」

「何かお忘れじゃないかしら?」

英語クラブの顧問は、私のクラス担任のミス伊藤だった。

「あー!掃除当番だった。どうしよう。」

「早く行きなさい。」