『あっ。あのっ。』 先に口を開いたのは 久道様で 『じゃあ もしかして あなた様は貴族の方・・・?』 『はい・・・。 如月 桜姫と申します。』 『こっ・・・これはっ・・・ 誠に失礼いたしました! わっ。私は本当に 無礼な真似をしてしまいっ えっとっっそのっ・・・』 あまりにも焦っていらっしゃる様子に 失礼ながら笑いが こみ上げてきてしまって 私は くすくすと笑ってしまいました。