しかし その時

久道様が貴族の庭に侵入しているのを

私は見かけて・・・恥ずかしながら

一目惚れをしてしまいました。

美しい顔立ちに勇気ある行動。

『この方が私の運命の方だ。』

そう決めたとき

桜の花びらがいっきに

美しい青空へと舞い上がり

私達は同時に『きれい・・・』と

呟きました。