桜の花びらが舞い散る。

「俺・・・長い夢でも見てたみたいだ。

 父さん。

 如月 桜姫って名前の女の子の幻を

 見せてくれてありがとう。

 俺 父さんの分も

 母さんの分も 生きるからさ?

 そっから 見ててくれよ?」

そう呟いて

俺は 家まで走ったのだった・・・。




            ~~終~~