そうだ、私…葵の部屋と超近いんだ。 飛び越えるなんて楽勝なくらい。 ————ガラガラ。 「どうしたの?」 「ま、いいから…こっちこい」 「え?」 私は葵に腕を引かれて私と葵の家の間のちょっとの隙間を飛び越えた。 「こ、怖かった!」 「まぁ、久しぶりだもんな?」 うん…、だって前に飛び越えたのは小5の時。