ヴーヴーヴー…。 おっ、ナイスタイミング! 「葵、ちょっとごめんっ!…もしもし!」 『ちょっと、紗菜ちゃん!?』 「あ…冴島さん…?」 『なんかとぼけてるようだけど、今日仕事入ってるのよ!?』 仕事…?…え?今日入ってたっけ? 私がいろいろ考えてる間に葵の方にも電話が来ていた。 「えっ?今日、仕事あったっけ?」