「入ろうぜ」 「う、うん」 妙に緊張してきた。 なんでだろう…、先が読めてるからかな。 協会の中に入ると赤いカーペット、そして茶色い長椅子が何個も並んでいた。 一番手前まで来て、葵が立ち止った。 「……紗菜」