「学校、行こうぜ?」 「え?…あ、うん!ちょっと待ってて!」 私はそう言い、また家の中へ入り急いで制服に着替えた。 これは、もう制服早着替え大会で優勝するんじゃないかってくらい急いだ。 「はぁっ、はぁ…」 「そんな急がなくてもよかったのに…、紗菜らし」 葵は笑っている。 笑い事じゃないってばー。