「紗菜っ!?」 「あ、葵!!」 「今の奴誰…?」 「へ?…お兄ちゃんだよっ!」 葵は急いで私のところに来たのか、まだ肩が上下している。 そんな心配してくれたのかな~? 「…お前に兄貴なんていたのか?」 「うん、1歳の時…生き別れしたみたい」