「でも!私には葵しかいないもん」


「知ってる、いつか…なんて思ってる俺も馬鹿だけど…アピールしまくるから」


何でそんな悲しい顔して言うの。


…葵、葵…。


私、葵に会いたいよ。


「…ごめんね」


私はそれだけを言って、保健室から飛び出した。