「うっせぇ」


そう言った緒方君は手ではなく、口で私の口を塞いだ。


「んっ…!?」


なんで、キスされてるの?私…。


…葵、私…どうしたらいいんだろう。


そんな場面をまさか、入院してると思ってた葵に見られてると知らずに、私は考えていた。