狼姫の王子さま

どんな事情とか、
彼の心の傷だとか、

そんなのはどうでもいいことだ、

私は彼が好き、
私は、彼が運命の君だと信じてる

彼を守りたい
彼を傷つけるものは、自分だとて
許しはしない

そう感じている
昔、父様がした狂喜、
そして、それを得る前にあった、
狂気、

たしかに私は中身は父様に似て、
愛に、狂うタイプと実感した