巫女と王子と精霊の本



『何故そこまで言い切れる』


…それは……


『ただぬしは嘘をついていない』



私は何も言えなくなってしまった。


未来を知ってるんです…なんて言えないよね…



『だがぬしが異界からわざわざ来た理由にあるのかもしれんな』


はい…
そんなところです。


『ならわらわとしてもその希望を失うわけにはいかぬな』


クレアーネさんは小さく笑う。


あ、でもクレアーネさんが困った時は私が絶対に助けます!!


『…くっ…ははは!』


クレアーネさんは可笑しそうに笑うと、私の頬を優しく撫でた。