「鈴奈!!」
地上へ降りたのと同時にエルシスが駆け寄ってくる。
「エルシス…」
心配そうな顔で私を見つめるエルシスに嬉しいと思ってしまう自分がいる。
心配かけちゃったのに、こんな風に思うのは駄目かな?
「お前は本当に……。奇抜な事をやってくれるな」
「ちゃんと説明するから、怒らないでね?」
私が笑って見せると、エルシスはため息をついた。
「…お前の事は信じている。だから不安ではないが…お前の事は心配だ」
「……ありがとう」
私なんか、心配しなくていいのに…
エルシス、あなたは抱えきれないほどの不安、責任、期待を背負っているんだから…
エルシスこそ、自分を心配してほしい。
「さ、エルシス。竜王は私達に大切な事を伝えにきたんだよ」
「大切な事?」
エルシスは竜王を見上げた。


