巫女と王子と精霊の本




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「…えと、疲れてる所悪いんだけど、話があるの」


セレナの説教後、げっそりとしたエルシスとセキに声をかける。



「あ、あぁ…な…んだ?」

「………」


セキは返事すら返せなくなっている。


「ここではあれだから、私の部屋へ」

「では、朝食の準備もいたしましょう」



セレナの気遣いに私は頷く。



「ありがとう。さ、皆立って!」


エルシスとセキの手を引っ張る。


「鈴奈、膝が痺れた…」

「もう腹減って死ぬー!」


エルシスとセキが同時に情けない声を出す。



「ほら、情けないなぁ!男でしょ!」



ちょっと面白い。



「鈴奈が男前すぎるんだよー」

「あれだけ地面に座っていたのによく立てるな」

「ま、日本人だからね」



正座くらいで弱音なんてはきません!


「に…ほ?」

「じん?」


エルシスとセキは首を傾げる。


「こっちの話、さ、行くよー!」



私は二人を立ち上がらせて部屋へと向かった。