「…………………………」
なんでかな、私この場所が好きだ。
何かある度にここに来てる気がする。
「……未来を…」
あの人が、私の大切な人達が…
「悲しみに暮れないように、笑顔が絶えないように…」
本に願う。
アルサティアの未来を…
「お願い……」
「あ、姫サーンっ!」
「アルサティアを救うために、私はどうしたらいい…?」
この黒の結末を変える為に…
―パァァッ
本が光を放ち始める。
「……教えて、私がすべき事を!!」
―パァァァッ!!!
今度は強い光が本から放たれ、ページがめくれる。
《白の結末》
―ある国に、どんな傷も癒す姫がいました。
姫は、その力のせいで、魔王ガイアの花嫁にとさらわれてしまいます。
魔王の住む城へ乗り込み、王子は魔王と勇敢に戦います。
そして、姫を助け出しました。ですが、魔王を倒した時、王子は呪われてしまいます。
命の灯が消えようとした時、姫は王子に口づけました。
するとどうでしょう。
王子の呪いは解け、王子はまた目を覚ましたのです。
姫と王子は結ばれて、二人は永遠に幸せに暮らしました。


