巫女と王子と精霊の本



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―みんな、久しぶり!


うわ、久しぶりの草の匂い!


「巫女さまだー!!」


子馬が私に駆けよってくる。


「巫女様、お元気そうで…。あなたのおかげでわしらは助かった」


馬達が私に集まってくる。


―みんなも元気そうで良かったよ。無事にみんな、生き残れて本当に良かった…


守れて良かった……


―ポタッ



「あれ……やだな、なんで…」


なんかほっとして涙が出てきた…



「巫女様、泣かないで?」


子馬が私の涙を舐めとる。



―ありがとう……私、本当は不安だったのかも



本当に守れるかって…
いつもは守るんだって自分に言い聞かせてたけど、やっぱり怖かった。