巫女と王子と精霊の本









「まだご気分が優れないのでしょう。無理なさらず、休んでいてください」


「もう大丈夫!今なら逆立ちでお城中走り回れるよ!」


「走り回らないでいいです」


セレナ、さすが冷たい!
ちょっと悲しいぞ?


「む、すみません。では、セレナさん大人しくしてるので行きたい所があるんですけど…」

「…………………」


―ギロッ


イヤァァァ……
セレナ様が睨んでるぅ!!


「…どこです?」

「………馬小屋……」


竜の事があって全然会えなかったから、顔を見に行きたいなぁって…



「……はぁ…。仕方ないですね、私もついていくので、辛くなったらすぐに言って下さいね」

「うん、ありがとう…セレナ」



なんだかんだでセレナは私に甘い気がする。全部全部私を心配してくれての事だ。


ありがとう、セレナ…