巫女と王子と精霊の本





「こういう所は子供みたいだけどね、鈴奈らしくて俺は好きだよ」

「あ、ありがとう?」

「…はぁ…」


何故か溜め息をつかれてしまう。




「鈴奈が経験なさそうなのは見ててわかったけど、少しは気づいて欲しいね」


「気づいてって……」


それって………
恋とか、そっちの……?


「鈴奈、俺が鈴奈を好きなのは忘れないで」

「え、えぇ!?」


そんな事言われても!!
私はどうすればいいの!?




「ほら、着いたよ」


セキは私の手をとりエスコートする。


「入ろうか」

「う、うん…」



セキが扉に手をかけゆっくりと開いた。