巫女と王子と精霊の本





「でも、私はきっと心配かけないなんて約束出来ない。私は…アルサティアの巫女だから…」


「…はい…っ…」

「でもね、きっと帰ってくるから!ちゃんとセレナの傍に帰ってくるから!」



だから許してね…
セレナにはたくさん辛い思いをさせちゃうけど、これがセレナの幸せに繋がるなら…



「…私も、巫女様の帰りを笑顔で迎えられるように頑張ります。だから……」


セレナが私の背に腕をまわす。



「必ず帰ってきて下さい」


その言葉に私は笑顔を返す。


「うん!」



どんな事があっても、セレナを悲しませるのだけは止めよう。


そう努力しよう…