巫女と王子と精霊の本




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数日かけて帰還した私達をカイン国やマニル国の人達が笑顔で迎えてくれた。


帰還した頃にはお城や町はだいたい修復していた。


なんでも私達が帰ってくるのにこんなボロボロじゃ申し訳ないとかなんとかで皆が頑張ってくれたらしい。



「巫女様、用意出来ました?」

「あー…あはは…」



そして今夜、取り戻した平和を祝して、お城でパーティーをやるんだけど…



「あぁ、ほら!無理だって言ったではありませんか!」


ドレスを着せてくれるというセレナの気遣いを断って自分でやろうとしたんだけど…


「出来ないなら出来ないと言ってください!」


案の定怒らせてしまった。


「だって、着替えを手伝ってもらうなんて恥ずかしいよ!」

「言い訳は聞きません」

「うぅー…」


セレナ、怒ると怖いよ!!
知ってたけどさ!!



もんもんとしている間にセレナは私を着飾っていく。


「巫女様はやっぱり白がお似合いです」


セレナのチョイスは私が言うのもあれだが私に似合ってる。


純白のマーメイドドレスに金色の装飾品の数々。


ご、豪華だなぁ…


「巫女様、お綺麗です」



セレナが満足そうに頷く。