【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参







「一大事?」





 花蓮がキョトンとして。





 全く見当がつかない、といった顔つきだ。






「瑛太が…!」





 瑛太がどうかしたのか?





 まさか――――!





 最悪の事態が




 俺の脳裏をよぎる。







「いなくなっちゃったのよ!」