なかなか鋭いな。 「じゃあ、わかった。 つれてくる」 俺は部屋を出た。 花蓮が廊下の長椅子に腰かけて まだ泣いていた。 「花蓮、瑛太が会いたいって」 俺の言葉に 花蓮は弾かれたように立ち上がった。 「ほんと!?」