「そうだな。
おまえは次々と男を変えて遊ばなくては気が済まないから、今回は渡りに船だったろう。
もめることもなくフェードアウトだ。
上手く、うるさくつきまとう男を切れて、ラッキーだ。
せいぜい毎晩楽しめよ」
涼は綺樹に背を向けて歩き出した。
言いながら、最低だと思っていた。
でも止まらなかった。
想いの分、すげなくされた恨みが比例する。
「だとしても最低だ」
涼は呟いて足を止めた。
想いに応えてもらえないからと言って、逆恨みもいいところだ。
このまま綺樹の中で最低な男として残るのは嫌だった。
だが、あそこまで言っておきながら、なんと言う。
しばらく考えていたが、答えは出なかった。
おまえは次々と男を変えて遊ばなくては気が済まないから、今回は渡りに船だったろう。
もめることもなくフェードアウトだ。
上手く、うるさくつきまとう男を切れて、ラッキーだ。
せいぜい毎晩楽しめよ」
涼は綺樹に背を向けて歩き出した。
言いながら、最低だと思っていた。
でも止まらなかった。
想いの分、すげなくされた恨みが比例する。
「だとしても最低だ」
涼は呟いて足を止めた。
想いに応えてもらえないからと言って、逆恨みもいいところだ。
このまま綺樹の中で最低な男として残るのは嫌だった。
だが、あそこまで言っておきながら、なんと言う。
しばらく考えていたが、答えは出なかった。

