”キレイ”な愛

白い喉。

その下にのぞく鎖骨。

舌でなぞりたくなる。

涼は視線を無理矢理外して床に落とした。


「ライナ?さやか?」

「は?」

「話したの」

「ああ、成介」

「成介?」


不審そうに眉を寄せた。

「ホテル住まいで、男遊び三昧だと教えてくれた」


半分は嘘だ。

綺樹の反応を見たかった。