*
涼は隣に寝ている真湖の髪の毛をすくい上げた。
指の間からさらさらとこぼれていく。
明るい茶色。
「これ、元からの色?」
真湖は甘えるように、汗ばんだ裸の体を涼の体に絡める。
「ううん。
もちろん染めてるよ。
あたりまえじゃん。
日本人だもん」
「そっか」
涼はもう一度すくい上げた。
涼は隣に寝ている真湖の髪の毛をすくい上げた。
指の間からさらさらとこぼれていく。
明るい茶色。
「これ、元からの色?」
真湖は甘えるように、汗ばんだ裸の体を涼の体に絡める。
「ううん。
もちろん染めてるよ。
あたりまえじゃん。
日本人だもん」
「そっか」
涼はもう一度すくい上げた。

