オレの言葉を聞いた美晴は、

本当に嬉しそうに微笑んだ。

・・・

こっちもなんだか嬉しくなる。

・・・

食事中も、

食事が終わっても、

美晴とたくさん話をした。

・・・

今までの事、

今現在の事・・・

・・・

ふと、

時計に目をやると、

9時が少し回っていた。


「そろそろ帰るよ」

そう言って立ち上がった。


「あ、ごめんなさい。

長い事、お引止めして・・・」

美晴は申し訳なさそうな顔をした。

・・・

オレは微笑み首を振った。

「美味しい食事と、

美晴の事がたくさん知ることが出来て、

楽しかった」