「そっか......、良かった。
次のリーダーはシューインにお願いしてもいい?
俺がいなくなったら、ヨンウナも続けるだろうし」


こんな騒ぎになってしまったその責任をとらなきゃいけない。

もうこんなリーダーにはついていけないとまで言わせるなんて、その上その場から逃げ出すなんてリーダー失格だ。

メイリンも似たようなことを言っていた。

地面に視線を向けたまま、グループを抜けると二人に告げた。

最も言いたくなかった一言を。


「ヨンウン兄もメイリン姉も、きっと本気で言ったわけじゃないですよ。
誰も兄さんにいなくなってほしいなんて思ってないです!」


「もうリーダー続けていく自信ないんだ.....」


「そんなこと言わないでください!
誰かがやめるなんて嫌だよ。
それが兄さんでも、他のメンバーでも」


俺だってやめたくないし、誰にもやめてほしくない。

そのために必死でMiracleを守ってきたつもりだ。

だけど俺は何も守れてなんていなかった。

守れていたものなんて、何一つなかったんだ!